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  • 2021.02.12 Friday
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 江戸時代の製法で石から吹きガラスをする講座。

25日の月曜日が最終回でした。






↓前回「粗煮」でガラス化したものをこの一週間の間に再びスタンパーミルでついて粉状にしたもの。

サラサラ。

小麦粉みたい。

でも粉のわりに超重い。(半分くらいは鉛なので)



これをまた江戸時代の資料をもとに再現した手作り溶解炉で溶融します。

今回は最後に吹きガラスする予定なので、出来るだけガラスをキレイに溶かしたい。

なのでなるべく長時間溶融できるように、前日の夜10時から火を入れはじめました。




↓お馴染みの佐川窯。(佐川さんがつくったので、そう呼んでます)



燃料は前回同様、バーベキュー用の木炭。




最初はとろ火であぶってるだけなのでとっても退屈。

差し入れをたくさん頂いたので夜中なのにバクバク食べてしまいました。

受講生のMさんも夜中なのに来てくださり、窯焚きを手伝ってくれました。
(シュークリームももらった!わーい)






ヒマながらも焚き続けること4時間。

午前2時ころの時点で炉内温度800℃くらい。

ルツボ内をチェックすると熱で真っ赤になっているので、原料投入を開始することにする。


お玉で先程の粉状のガラス原料をルツボ内にいれます。

数回に分けて原料全てを入れました。







その後はひたすら。ひたすら。ひたすら温度を上げる。

一時は1000℃超えも達成。やったー。










そして…そのまま朝に突入。

9時に皆さん集合します。

11時くらいまでは引き続きひたすら温度をキープし続ける作業。

木炭をくべ続ける。

安い炭だからか?すごい火花。




11時くらいの時点で「もういいくらいかなー」ということでルツボ内をチェックする。

竿の先にガラスをちょっぴり付けてみる。




おおー!

うつくしい!

キレイに溶けている。






というわけで、まずスタッフのほうで金魚玉(江戸時代に使われていた金魚鉢)を吹いてみます。






次にお昼をはさんで受講生のみなさん、ひとつづつ江戸時代風の盃を作ります。




作り方は現代風のポンテをとるやり方を採用してしまいましたが…。

当時は蜘蛛手という金属の道具を使っていたようです。

その辺はまだまだ研究しきれていないワタシたち。







みなさん可愛らしい盃が1つと、もう1つづつ好きなものを制作しました。




温度が高いうちは何故か緑がかった黄色に見えます。

なんでかな?

この作品たちは徐冷炉のなかで一晩かけてゆっくり冷まします。

興奮しながらも、講座自体はこれで終了。

みなさん終了証を手に解散。





…休み明けて水曜日。

作品が徐冷炉からでてきました。

わーキレイ!

透明!

色がついてない!

去年はたしか、もう少し鉄分混入による緑色がうっすら付いていた。

今年はものすごくキレイな透明だー。









というわけで。

今回の講座おしまい。

大成功。

みなさんのおかげです。


この講座、日程は未定ですが、またぜひ企画する予定です。

みなさんお誘いあわせのうえ是非。

今回も感動させてもらいました。


(ニシヅカ)

 すこし前にもお知らせしましたが。

6月5日から可児市広見の東濃信用金庫の1階ギャラリーで「わくわく体験館の吹きガラス展」を引き続きやっています。

今月29日までやっていますので、みなさん是非おこしください。

わくわく体験館で吹きガラス制作をしている方の中でもベテラン6人の吹きガラス作品展です。

少しだけ作品をチラっと紹介します。












H24年6月5日(火)〜6月29日(金)まで
午前9時から午後3時
※土日はお休みです。

場所/とうしんふれあいホール
   可児市広見828番地の6 東濃信用金庫内

主催/財団法人可児市公共施設振興公社





1階では吹きガラスの展示をしていますが、同時開催で2階では「土田のびいどろ再現の道のり展」をやっています。

わくわく体験館で行われている江戸時代のガラス再現実験の開始から失敗を経て現在に至るまでの道のりのパネル展示です。(実物もすこし展示してあります。)

吹きガラス展と合わせて是非おこしください。

会期は吹きガラス展と同じです。






※ちなみに上の写真の溶解炉は展示のために佐川さんが作った、なんと発砲スチロールの窯。
発砲スチロールとは思えないリアリティー溢れる溶解炉は必見です。

すばらしいクオリティーなのです。


(ニシヅカ)





昨日から、守山区のハウスメーカーの展示場内ギャラリーにて、
可児ガラス工房「くらしを彩るガラス展」が始まっています。
7月31日まで開催中。



場所は、3軒並ぶ素敵な建物。
左から、レストラン、オフィスと並んで、




展示させて頂いたのは、一番右のお家です。




外から、ちらっと風鈴がかかっているのが見えます。




玄関を入ると、右側に半地下のスペースが見えます。ここがギャラリーです。
(上の階には、他の方々が商品を置いています)




食器、花器、アクセサリー、照明、壁掛け時計、風鈴などなど、
ガラスの生活雑貨が並んでいます。


時々、遊ぶ小鳥たち。




みなさま、是非見に来てくださいねー!


++++++++++++++++++++++

可児ガラス工房「くらしを彩るガラス展」

6月19日〜7月31日(予定)
水・木定休(祝日は営業しています)
10:00〜18:00

愛知県名古屋市守山区鼓が丘2丁目701番地
暮らしのための総合住生活展示場 Meets at KOUKEN内 HUMO棟 STAGE1

http://www.koukenplan.jp/

サイト内のブログでもご紹介いただきました(^^
ありがとうございます!


(篠原)


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≪わくわく工房≫
〒509-0247
岐阜県可児市塩河1071-4
Tel/Fax 0574−65−1391
kani@kani-glass.com

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