石からガラスにする講座。
今日は2日目。
「粉合わせ」という作業。
先日ひろってきた石を粉にしたものと、それを溶けやすくするための金属鉛を混ぜ合わせる作業。
そう、江戸時代は鉛ガラスなんです。
まず七輪を2つ用意。
それぞれに木炭をくべ火を起こす。
それぞれに中華鍋をのせる。別に鉄製なら中華鍋でなくても良いんだけどたまたまあったので。
片方には石粉を入れる。
もう片方には金属鉛を入れる。金属鉛はハンダ屋さんで買いました。
(ちなみに以下は石粉以外の材料)
例の様にドライヤーで木炭に風を送り、すごい炎にするとしばらくして鉛が溶けだす。ターミネーターみたい。トロトロ。
鉛が完全に溶けたら、鉛の汚ない箇所を取り除くために亜鉛を入れる。亜鉛は白い粉状。
お玉で軽くかき混ぜ、浮いてる粉状の亜鉛だけをすくって捨てる。汚れも亜鉛にくっついて取り除かれたつもり。
そのあとは、温めてある石粉をお玉一杯ずつ溶けた鉛の中に入れてひたすらかき混ぜ続ける。石粉を全て入れ切ってから1時間くらいかき混ぜ続ける。手を止めてはならない。
そして火加減が重要!
温度が低過ぎると混ざりきらない。
高過ぎると、中華鍋の鉄分がガラスに混じってしまい、ガラスが緑色になっちゃう。
残念ながら、魚を焼く用の七輪に温度計は付いてないのでカンでいく。
そんなこんなで1時間混ぜつづける。見た目はグレーの粉状。
鉛がかなりの量入ってるので、ものすごく重たい粉になってる。
火から降ろして、硝酸カリウム(燃焼率を高める)と棚砂(ガラスの質を高める)を入れて、サラサラ混ぜておしまい。
次回は、粗煮という作業。
ガラスが吹けるまで、まだまだかかるよー。
作業中、写真を撮り忘れたので、最中の写真が無くスミマセン。
(ニシヅカ)